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組合紹介(山口県特殊化成企業組合)
「未利用資源の有効活用!!」

<組合概要>
組 合 名  山口県特殊化成企業組合
理事長名  村田 泰則
住  所  玖珂郡周東町大字上久原58番地  
T E L  0827-84-0531
出 資 金  49,500千円 
組合員数  16人
資格業種  動物性油脂の製造を行う者又は従事した経験を有する者
主要事業  動物性油脂製造

■組合事業の特色と今後の取り組み
 当組合の前身拒コ田商店では、大動物(牛、馬、豚)の残さを処理し
肥料、食油製造・販売をしていました。昭和57年に残さ処理量の増大、
公害問題・技術革新へ対応するため組合を設立、高度化資金を利用して
工場設備の増強を図り、問題解決に取り組みました。
 創業時(昭和30年)には県下の各市に同業者が一事業所はありました
が時代の流れとともに姿を消していき現在も活動しているのは当組合だ
けになりました。
 組合事業としては現在、植物性残さ、有機汚泥、蓄・水産の加工残さ
などの未利用資源を総合的に処理し動物性タンパク(飼料)肥料、食油、
工業油の製造販売を行い資源の再利用(リサイクル)に取り組んでいま
す。
 今日では安価な食肉、加工品が海外より輸入され、国内畜産は昭和63
年をピークに下降線をたどり県内畜産も低迷していき原料(残さ)の発
生が低下し、最盛期の3分の1以下になり当然、組合運営も厳しさを増
していきました。
 そこで「未利用資源の有効活用」をテーマに平成11年度中央会の助成
事業、組合等中小企業連携組織調査開発等支援事業(新製品の開発)を
行い植物残さと鶏糞を有機完全発酵肥料として開発し試作品を完成する
ことができました。
 これからは山口県のゼロエミッションに微力ながら協力し二次公害を
出さない有機肥料、畜産リサイクルによる飼料など新製品の開発に取り
組んで行きたいと思います。

(会報「山口県の中小企業」2000年5月号より)

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Last updated on 2000.6.9