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山口県の中小企業会員紹介
エレマ協同組合
「組合員企業のノウハウを結集して研究開発に取り組む異業種組合!!」

<組合概要>
組合名  エレマ協同組合
理事長  大 中 哲 昭
住 所  岩国市新港町4-6-28 大中工機株式会社内
TEL  0827-22-2225
出資金  50万円
組合員数 5名
資格業種 一般土木建築工事業、熱絶縁工事業、受託開発ソフトウェア業、
     製缶板金業、化学機械・同装置製造業

【エレマの名前の由来】
 岩国地区内の事業者よる任意組織「エレマクラブ」を発展させ、平成10年3月
「エレマ協同組合」として設立した。なお、組合名にある「エレマ」とは
「エレクトロニクス&マシーン(電子と機械)」による造語である。

【砂場砂(公園・学校等)の浄化・改良装置の開発】
 異業種の集まりである当組合では、組合員各企業の専門分野の知識と経験を生かした
新製品・新技術の研究開発を組合の主要事業として行っている。
平成10年3月に中小創造活動促進法の認定を受け、融合化開発促進事業を実施し、
「砂場砂(公園・学校等)の浄化・改良(改質)装置の開発」を行なった。
この装置は子供達が安心して砂場を利用できるようにする為に開発した装置で、
砂場砂に高温を加えることにより殺菌消毒を行い、また、ガラス・金属片等の
危険物を選別除去する機能も有している。同様の機能を持った既成の製品と比べて
処理能力が向上しており、また、砂の加熱に直接火力を加えずキルンを用いて加熱することで、
砂の変質やカーボンの発生を抑えることが出来るものになっている。
近年、砂場に大腸菌等有害な微生物がいることが問題になっており、砂場を撤去する
自治体が増えているが、この装置を使用する事で砂場を安全に使えるようになる。
現在、各自治体・教育機関に対して積極的なPR活動を行っているところである。
 また、平成14年度は組合情報ネットワーク化事業に取り組み、組合員間の情報共有
ネットワーク・システムの構築のための詳細設計を行った。
このシステムは組合員企業の保有する技術や情報、また、外部から収集した専門知識
・新技術・新製品の情報をデータベース化して共有し、研究開発に生かすことを目的にしている。

【積極的な情報の収集と技術開発に取り組む】
 現在、日本の産業は非常に厳しい競争の中にある。
これから日本の中小企業が勝ち残っていくためには積極的な情報の収集と技術開発に取り組み、
ほかの企業に負けない独自性を作り出していく以外にない。
今後も異業種組合の利点を生かした研究開発を行っていきたい。

(会報「山口県の中小企業」2003年7月号より)
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Last updated on Tue, Aug 19, 2003