雇用確保等に関する要請について

会員の皆様へ

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平成27年5月19日本会に阿野徹生山口県商工労働部長、小松原正俊山口労働局長、浅原司山口県教育委員会教育長が来会され、下記のとおり要請がなされました。

つきましては、会員の皆様には、地域経済の活力を高めるため、若者の雇用確保等に格段のご配慮をいたただきますようお願い申し上げます。

雇用確保等に関する要請

県内の雇用情勢については、有効求人倍率は18か月連続で1倍台を維持しており、また、高校新卒者の就職内定率が前年を上回る水準で推移する一方、業種や地域によって求人と求職のミスマッチが生じているなど、一部に厳しさが残るものの、着実に改善が進んでいます。

山口県では、「活力みなぎる山口県」の実現に向け、新たに策定した「元気創出やまぐち!未来開拓チャレンジプラン」に基づき、地域の活力源となる強い産業を育て、活力ある地域社会を形成し、これを担う元気な人づくりを進めることに重点的に取り組んでおり、雇用対策については、雇用の場の創出や若者の県内就職の促進、多様な職業訓練などを積極的に推進しているところです。

山口労働局においても、「若者・女性・高年齢者等の人材力の強化」に向け、若者の安定雇用の確保、女性の活躍促進、障害者、高年齢者、離職者等、すべての求職者に対する就業支援の拡充などの雇用対策を推進しています。

こうした対策については、山口県と山口労働局が本年3月に締結した「山口県雇用対策推進協定」により、緊密に連携して取り組むこととしており、ハローワークや若者就職支援センターを中心とした新規学校卒業予定者や離職者等の就職支援など、各種施策を積極的に推進しているところです。

ついては、貴会におかれましでも、若者、障害者、高年齢者、離職者等の雇用確保に積極的に取り組まれるとともに、新規学校卒業者の職場定着にも最大限の努力を賜りますよう、働きかけをよろしくお願いします。

また、意志決定層への女性の登用等のポジティブ・アクションや仕事と子育て等の両立に向けた環境づくりの推進など、女性の活躍に向けて積極的に取り組んでいただきますよう、働きかけをよろしくお願いいたします。

1 若者の雇用確保
  • 新規学校卒業予定者の正規採用枠の確保
  • 卒業後3年以内の未就職卒業者の新卒枠での応募機会の確保
2 女性の活躍促進
  • ポジティブ・アクション推進
  • 仕事と子育て等の両立に向けた環境づくりの推進
3 障害者、高年齢者の雇用確保
  • 障害者雇用率の引上げに対応した障害者の積極的な雇用確保
  • 希望者全員が65歳まで働ける高年齢者継続雇用の積極的な取組
4 離職者の雇用確保
  • 離職者に対する門戸拡大、雇用確保の積極的な取組

平成27年(2015年)5月

山口県知事 村岡 嗣政

厚生労働省山口労働局長 小松原 正俊

山口県教育委員会教育長 浅原 司

 


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