企業組合って何?
企業組合は個人事業者、主婦などの個人の方々(4人以上)が組合員となって資本と労働を持ち寄り、自らの働く場を創造するための組織で、
「会社と同じ活動ができる組織」です。
少額の出資金で簡易に設立できることから、主婦、企業をリタイアした方、高齢者等が自らの経験・ノウハウをいかして地元特産品の販売といった地域振興分野や介護福祉分野、IT関連分野等さまざまな分野で活用されています。
企業組合は会社や任意団体などと比べて こんなに有利な組織です 。
1.法人も組合員になることができます。
自己資本の充実などを通して企業体としての機能強化を図ること等を目的に法人も組合員になる(特定組合員)ことができます。
2.組合員に配当することもできます。
剰余金の配当は、組合員の出資額に応じて年2割まで配当することができます。また、事業に従事した分量に応じて配当することもできます。
3.税制上の優遇措置が適用されます。
代表理事の変更など法律に基づく登記に対する登録免許税や、組合と組合員の間で発行される受取書に対する印紙税が非課税になるなど、会社には適用されない税制上の優遇措置を受けることができます。
4.組合運営に対する発言権は平等です。
株式会社の株主とは異なり、企業組合の組合員には出資額の多い少ないに関係なく、議決権・選挙権が平等に与えられますので、組織の民主的
な運営が確保されます。
5.事業に従事する組合員は社会保険制度などを受けることができます。
組合員が企業組合の事業に従事したことに対して受け取る所得は、給与所得となります。また、事業に従事する組合員に対して社会保険(健康
保険・年金保険)制度、労働保険(雇用保険・労災保険)制度を適用することができます。(※ハローワーク、労働基準監督署で個別に判断され ます)
6. 国や行政庁、専門金融機関の支援を受けることができます。
行政庁の認可を受ける組合であるため、社会的信頼性が得られるほか、県、中小企業団体中央会などを通じて、補助事業や助成事業など国の中
小企業施策の各種支援が受けやすくなります。 |