自然災害に備えて!中小企業簡易BCP「いざというときに備える確認シート」策定しました

山口県中小企業団体中央会では、中小企業・小規模事業者により構成する組合が、災害発生に備え事前に確認しておくべき最低限必要な事項に絞った「いざというときに備える確認シート」を作成しました。

今後、中小企業組合事務局とともに、組合の状況に応じたシートの作成に取り組み、組合及び組合員企業の人命の安全確保と中核事業の継続が図れるよう取り組んでいきます。

作成の背景・目的

発生が懸念される南海トラフ地震や集中豪雨等の自然災害が多発する中、事業者は災害発生に備え、中核事業を継続させるための事業継続計画（BCP）の策定を求められて います。しかしながら、事業継続を阻害する要因は多岐にわたり全てを想定・対策を講 じていくことは、中小・小規模事業者にとってはハードルが高いのが現状です。

そこで、まずは、自然災害リスクの認知と人命の安全確保、さらに事業維持に最低限 必要な事項に絞った簡易なBCPとして本シートを作成してもらうことしました。

本シート作成を、自然災害への安全対策のステップとし、国の事業継続力強化計画策 定、さらに組合構成員である中小・小規模事業者への事業継続計画普及を図っていくこととしています。

内容(確認・記載事項)

• 事業所所在地のハザードマップで、危険個所・種類を確認
• 対応すべき災害レベルの設定と対応
• 緊急連絡先、避難場所、備蓄物資、加入保険の確認
• 安全確保後の行動　等

特徴

中央会指導員がヒアリング、自然災害リスクの認知、危険回避や安全確保、事業継続に必要な事柄ついて、伴走にて確認シートを作成します

小規模な組合事務局体制であっても、簡易な１ペーパーのシートであり、かつ中央会 指導員がヒアリングし、伴走して作成しますので、容易に作成できます。

災害対応への意識が高まり、より詳細な事業継続計画の作成につながるものと考えています。

確認シート

• いざというときに備える確認シート[印刷用]
• いざというときに備える確認シート[入力用]